2026年08月31日(月)20:44

中途半端な記憶喪失?

 AT-X、クレバテスU-魔獣の王と偽りの勇者伝承-、第3話。
 時はおよそ千年前。月の山にて、クレバテスは、「我は何故ここにいる?」と疑問。周囲を見渡し、随分と荒廃していると……最初からこうなのかと。また、敵はどこなのだとも言ってます。
 すると、ある老婆は、敵はもういないと……すべては終わったと答えてます。老婆は、西の魔獣王、迷霧のザフティエを名乗り……

 ……素朴な疑問。ずっとこんなところに居て、退屈しないんですかね?w


派閥ができるの、学校あるある。

 クレン・バーティスは、今日もエディソン・リュークラフトサラサ・ル・エイラ・ラフォカと一緒に帰るそうです。
 魔獣が出現したのだとアリッサ・スレイハントは言うのですが……クレン曰く、確証のないものには興味がないそうです。なので、全容を掴んでから話せと。
 アリッサがアリシア・グレンフォールとしてクレンと密談できるのは、登下校くらいなもの。魔血を通しての会話も、答えが返って来るのはクレン次第。
 そもそも、クレンが人属と仲良くしている事が奇妙すぎる話であり、何か目的があるのだろうかと。
 奇妙と言えば、他の生徒も同様。魔獣の話はともかく、ネイサン・フランが倒れたというのは朝礼で聞いたはずなのに、大して動揺していないように見えるわけで。
 メアリー・メリーウェイザーは、神学校ソルセインはそういう学校だと言っており、本当に珍しい事ではないのかと。
 なので、クラスメイトに、ネイサンの前にも同じような事があったのかと尋ねて見るも……避けられてます。ネイサンと居たのはあいつらしいと……同様にあの双子に対しても似た認識を持っているようで、野蛮人扱いされてます。
 アリッサは「完全に不良グループ扱いされている」w

 学年トップ3も集まっているのが見えるのですが、アリッサは「あいつらは、まぁ、話してくれないだろうな」(乾いた笑い)w

 すると背後から例の双子が声をかけてきて、「「今から話せるか」」。

 ……魔獣騒動について、学校としては何かアンタッチャブルな事でもあるんですかね?


それぞれの野心や思惑

 場所を変え……ティゲル・ブルーイエは、ネイサンは今日を以って学校を去るそうだと言います。魔術の探求にリスクは付き物だと。リオン・ブルーイエは、魔術を習得してウィザードになるのは、それだけ特別なのだと言います。特に軍の強さが魔術依存のこの国(ボーレート)ではそうだと。
 ティゲルによると、ウィザードになってここを卒業すれば、即、軍の士官クラスになれるそうで。だからこそここに来た甲斐があると……俺らは遊びに来たわけではないと。魔術でてっぺんを獲りに来たと主張。こういう環境はむしろ大歓迎、てっぺんを獲って見返したい奴がいるそうです。

 なのでリオンはアリッサにも、似たような目的があってこの学校に来たのだろうと問います。魔術はからきしでも強さは買っていると……棒や蹴りだけで魔術と渡り合えるなんて普通じゃないと言います。
 よって、俺らと組まないかと双子はアリッサを誘います。

 ティゲルは、俺らは紋を手に入れる方法を知りたいのだと……リオンも、そっちも魔術の秘密を持ち帰るために来たのだろうと訊ねてきます。じゃなきゃ、こんな敵地に(ハイデンから)来るはずがないと。

 アリッサは内心で、目的はまさにそれだと……ドレルの秘密の部屋はそこにつながると。だとすると、サラサやエディソンもそうなのかと。一見すると2人とも無害で、下心なんてないように見えるのですが。

 ……だからクレンは、サラサ&エディソンと一緒に帰るのかな。逆にサラサ&エディソンは、クレンと一緒にいる事に何か価値を見出しているはずであり、ひょっとしたらクレンの正体を知っている可能性あり。冒頭の1000年ほど前のシーンは何か意味がるはずだし。


同盟

 それを踏まえてアリッサは、お前たちは何をしてくれるのかと訊ねます。ティゲルは、俺たちは情報を集めると……いい子ちゃんにはできない集め方があるそうで。逆にいい子ちゃんにしかできない情報の集め方もあるだろうし、互いに情報を出し合って最短に答えに辿り着くのだと言います。
 アリッサは、情報を持ち逃げない保障はあるのかと。リオンは「ねーよ」(噴飯)。素直でよろしいwww ティゲルは、互いに利用できる間だけの同盟だと明言します。

 アリッサは内心で、この2人は横柄で乱暴だが嘘はないと……いつでも切れるのなら悪くない同盟だと判断します。なのでアリッサは「乗った」と返答し、双子は「「よし」」。
 何か分かったら教えて欲しいと言うアリッサ。換わりに、また魔獣が出たらすぐに呼べと……こちらも増援が必要だと思ったら声をかけると言います。ティゲルは「おう、頼れ」。リオンも、情報を掴んだらすぐに教えろと言います。

 ……あーあ、本当に不良グループを組んじまったwww


ネイサン、退場。

 ネイサンですが、両親ともども学校を去って行きます。

 その光景を窓から見下ろしているミレア・レノールト・アロウザ・ワーズ。そんなミレアに、学長のエルロー・ローメインは「心が痛みますか?」。ミレアは、エルド教の教義は神の言葉だと……聖典に記されたトアの言葉が「魔導を歩め」というのであれば、それに従い実行する事こそがドーンの民の務めだと言います。ネイサンについては、命があるだけ彼は幸運なのだろうと……こうして若者が未来を断たれる姿を見るのは居たたまれないと言います。
 エルローは「すべては神の御心のままに」と言って手を合わせ……そんなエルローにミレアは何を思うのか。

 ……って、え? ミレアのエルローに対する感情って何かあるの? 胡散臭いとか、疑ってるとか、見下してるとか、なんか良からぬ感情のようだけど。


みんなが避けたがる話題

 アリッサは学校の生徒たちに色々と尋ねてみるも、やっぱりダメだと……誰に聞いても答えないと嘆いてます。人が魔獣になるなんて、とんでもない話ではあるのですが、誰も食いつかないなんて逆におかしいと。
 だったら、聞き出す相手を変えようかと考えるアリッサ。例えば教師に尋ねてはどうだろうかと考えてみます。アリッサからすればエスリン出身のロッド・ロイエスである事がバレバレのマシュー・バーンズですが……除外。逆にこちらの正体を訊かれても言い訳が面倒だとw

 見渡せばこの学校には古い石もあり、苔むしてます。この学校は古い遺跡の上に建てられたと聞いており、その石の上に寝転がり……苔むした古いものに身を委ねるこの感じは嫌いじゃないと。
 アリッサは背伸びをして……ふと何か思いついたようです。

 ……風の音と、その風で木が揺れ、葉が擦れる音……こういうの大好き。『壷おじ』でも効果音として使われてて好きだしw


迫り来る恐怖

 廊下で3冊の本を運びつつため息をつくナイエ・シフォンリッツ。そこへ背後から誰かが駆け寄り、背中に激突。急な事で驚くナイエは、背中を刺されたかと。恐怖に慄きつつ振り向いてみると……
 背中に突っ込んで来たのはアリッサで、キラキラした表情で「みんなに無視されて、いじめに遭ってるみたいなんですー。相談に乗ってくださーい」「ひー!(恐い怖い怖い怖い!)」www

 ……実は本当に刺されてたりして


皇帝の狙い

 場所を変えて、誰もいない部屋へ。相談って何なのかとナイエが尋ねると……アリッサは、そりゃいじめの事だと純朴そうに訴えてます。ナイエは「絶対に嘘ですよね!?」www
 アリッサは、みんな意地悪で教えてくれないと……ネイサンの身に何があったのか、紋はどう手に入れるのか、「魔獣を見た事は?」とか、「ドレルの秘密の部屋知らない?」とか。
 ナイエは「ド直球!」と驚愕w 最後の質問はみんなに聞いて回ってないよねとw アリッサは、最後のは冗談だと……こっちだって本当の狙いを触れ回るほどバカじゃないと言います。あくまで生徒として純粋な魔術への興味と、ネイサンの心配を装って行動していると。
 ナイエは、それを堂々と私に言うのはどうかと思うと辟易w アリッサは、だって私の正体に気付いているのに、学校には報告していないと。つまり先生は三国協定側の立場の人間……聖地でもある学校に手を出せずに困っていたベイス・ワーズ皇帝の命で来た、謂わばボーレート側のスパイだと理解してます。
 ナイエは、理解は間違っていないが、一応は敵なのだと……手を貸すつもりはないと言います。するとアリッサは「こっちが手を貸すと言っても?」と問いかけ……皇帝の狙いは分かっていると。私のあの協議には参加していたと言います。皇帝は、私らが見つけたものを最後に掠め取るつもりだと……それも、軍を出動させて。私らをこの学校に入れたのは、聖地に軍を入れるための口実作りであり、それをすぐには実行しないのは、本当にここの秘密を知らないからだと推測してます。
 エスリン、ハイデンのどちらか、あるいはナイエがその秘密を見つけ出すのを皇帝は待っているのだろうと……「そんなところでしょ?」。

 そう言われてナイエも色々と察してきたようです。

 ……皇帝なのに知らされていない秘密がここにあるわけで、どんだけドレルがヤバい存在だったのかが分かるよね。それほどの存在がドレルの背後にあるわけで。


お願い(脅迫)

 続けてアリッサは、ボーレートが軍を出すのをエスリンが黙っているはずが無く、既にそれを見越して強力な軍を配備しているはずだと……いずれにせよここは戦場になると言います。生徒の中にも犠牲は出るだろうし、勇者の私としては避けたいところだと。

 ナイエは、それで私にどうしろと。アリッサは、一番いいのは、秘密は見つけるが、軍の出動前に潰してしまう事だと言います。そうすれば軍は出られず、ナイエは秘密について報告ができるし、私は子どもたちを守れると。
 ナイエは、それは私が皇帝に報告するまで待ってくれるんだよねと。アリッサは、見つけたら一番にナイエに教えると……また、エスリンの双子とも協力関係にある事も明かします。ナイエは「えぇ!?」w 続けてアリッサは、情報の出処は勇者の名に誓って絶対に明かさないと言います。
 ナイエは「絶対ですよ!?」w アリッサは、万が一戦争になってもナイエの事は見逃すと約束。ナイエは、それって逆に言えば協力しなければ絶対に見逃さないって事かと……ほぼほぼ脅迫だとwww

 ため息をつくナイエは、1つ聞いていいかと……なんで身体が縮んでハイデン顔になっているのかと問います。ちょっと考えたアリッサは「やっぱ気になる?」w

 ……アリッサはどう説明するんだろうなw ちゃんと説明しようとしたら、クレバテスがここにいる事を明かす事になるしw


月の山でで何を得るのか

 Bパート。エスリンの首都、エスレバーグ。その中にエルデン城があり……

 伝書鳩で情報を得るエスリン王、ユリエル・エスリエル。ロッドとミケル・メンデスは優秀ではあるのですが、その2人をもってしても情報を得るのは容易い事ではなく、やはりエルド教の学長であるローメインのガードは固いようだと。
 情報が書かれた紙は、すぐにろうそくの炎で焼却してます。
 剣聖のオーエン・コーズは、私が出ようかと進言。ユリエルは、まだだと……早く動き過ぎればエルド教との余計な軋轢を生むと言います。悪の証明を無くして聖地には踏み込めないと……少なくとも現教皇が存命のうちはと、不穏な条件を添えてます。伝え聞く話によると、次期教皇に内定しているのはソルセインの学長だと……エルロー・ローメインだそうだと言います。
 就任すれば、もう手は出せないと……今取れる手として、オーエンには、500の兵を連れてハイデンに向かうように言います。主(クレバテス)が不在の『月の山』を攻略せよと。

 ……そこには多くの『勇者』の遺体が転がってるぞー。あと、多くの至宝も見つかるかもよ?


それが真名

 ハイデンの首都、ハイドラート。離宮として月下楼があり、ルナはそこで過ごしてます。
 乳母としてネルルが文字を教えていて、自分の名前を文字で覚えているのですが、文字が書かれた積み木を魔力で動かせてます。
 母親であるトアラ・モート・アンゼータも、ルナには魔術の才能があると感じてはいたようですが、想像以上で驚嘆してます。
 玉座には命名の儀を済ませてあり、真名を授けられた歴代王の名前が刻まれているそうですが……ルナについてはその命名の儀を済ませていなかったそうです。しかし、前王の次にはルナの名が刻まれており、これも名を授けたクレンの加護なのだろうかと言います。
 って事は、正式な名前は実母であるトアラによるものではなく、クレンによるものって事か。

 ネルルは、ぬし様は本当に凄い方なのだと言います。

 笑うルナには、下あごにも歯が生えてきてます。

 ……本当はハイデリアス6世という名が与えられるはずだったんだよな。じゃあ、真名はルナとして、愛称としてハイデリアス6世を広めるってのはダメなんだろうかw


勇者と魔術

 アリッサはナイエに、紋はどうやって手に入れるのかと……場所とか知らないかと尋ねます。ナイエは、知っていたらとっくに皇帝に報告していると回答。私がこの結晶魔術を手に入れた時、前後の記憶は無くなっていたと……おそらく紋を手に入れた生徒たちも同じだと推測。
 分かっているのは、それが試練であるという事だと……選ばれた者には啓示があると言います。啓示に導かれ、試練に挑むのが流れだと。

 そう聞いてアリッサは驚愕。その反応に対してナイエは、勇者伝承にある『はじまりの町』の件(くだり)と同じだと言います。

 ……おっと、結晶魔術を手に入れるのと勇者になるのは、共通する部分があるのか。


影で作る

 クレン、サラサ、エディソンは一緒に帰っているのですが、その後方を誰かが尾行してます。尾行している女生徒は、3人の後姿との間に何か黒い物が横切るのを視認。続けて3人の尾行を続けてます。

 実はさっきの現象の瞬間に、幻にすりかえられたようです。そうとも気付かずに女生徒は尾行を続けており……

 その姿を見ているサラサは「つけられておったのか」。クレンは、昨日からずっとだと言います。エディソンは、あれはどうやったのかと。僕らの偽物……魔術かと。
 クレンは、あれは魔術ではなくだと説明。影に入ると自然と消滅すると言います。そこで「見失った」と勝手に思い込んでくれるだろうと。
 サラサは、さすがだと……西のザフティエ様のようだと言います。クレンは、これくらいの事は我にもできると……そして影で外からは見えない結界を張る事もできると言います。つまり今いるクレンたちの姿は、特殊な結界で包まれているので外からは見えないって事か。試しに手を伸ばしてみるエディソン。3人を取り囲んでいる結界は、まるで水の壁のよう。内側からはその結界が視認できません(でも触る事はできる)。

 なお、尾行していったい何を掴もうとしているのかは不明。クレンとしては、あの女生徒が何者なのか興味は無いと言います。

 ……その結界があれば、野外露出しても目撃されずに済むな(何をする気だ)。


とんでも会談

 クレンはサラサに、結界を張ってやったのだから、さっさと始めたらどうだと呼びかけ……「オーグの神降ろしの巫女」と呼んでます。そう呼ばれてサラサは、気付いていたのかと言い……その二つ名にエディソンは驚愕。サラサはオーグの次期女王だそうです。
 エディソンは次期女王って事でひどく驚いていますが……するとラスウェルがエディソンに、いちいち驚くなと注意してます。

 サラサは、今からザフティエ様を降ろすと言い……ザフティアが登場。これだけでもエディソンには驚愕モノなのに、ザフティエはクレンに「久しぶりですね、南の魔獣王、月光のクレバテス」。
 クレンは、今度の巫女は随分と小型だと言いますw しかもザフティエをクソババァ呼ばわりw
 ザフティエは「お黙りなさい、ひよっこ」と言いつつ、その巨大な幻影はサラサに戻って行き……小柄なザフティエになってます。

 ザフティエはサラサの身体を借りた状態で、エディソンに、次はあなたの番だと……いつまで隠れているつもりだと言います。「東の魔獣王、群青のラスウェル」と呼びかけ……
 するとラスウェルがエディソンに、お前はもう寝ていろと……あとは俺が話すと言います。するとエディソンの帽子が取れ、中から異形ではあるが小さな魔獣が出現。クレバテスとザフティエに挨拶します。
 なおザフティエは、サラサを通して、寄生性のあるラスウェルがエディソンに憑いているのは既に分かっていた模様。こうして領域の外に対して寄生するのは、3つ4つなら平気だそうです。
 そしてクレバテスには、どうやって領域の外に出たのだと……その身体はだいぶ削っているのかと尋ねます。

 ……エディソン、あまりの状況に心臓が止まらなきゃいいがwww


ヴォーデインが何か良からぬ事を企てている?

 クレバテスは、こうしてわざわざ我らを集めたのは意味があるのだろうと。当然だとザフティエは言い、北の魔獣王、『焦爛のヴォーデイン』について触れます。

 ザフティエは、ヴォーデインが一部の人族と結託して何かを企んでいる確証は得ていると言います。魔血の分身をここに寄越してもいるそうで、あなたたちも察するところがあってここに来ているのでしょうと。
 そう言われてラスウェルは、ただならぬ気配って奴だと……嫌な予感がしてここに来たと言います。さすがに俺の所にも、ハイデンとクレバテスの話は届いていたと。んで、ヴォーデインについては見つけて問い詰めるのかと。

 ザフティエは、問うて答えるような王ではないと……しかし目的を暴いて審判を下す必要はあると言います。
 ラスウェルは、審判とは言っても魔獣王は領域からは出られないと。ザフティエは、それでも目的は潰せるはずだと言います。

 その目的についてクレバテスは、勇者伝承がらみで間違いはないだろうと推測。ザフティエも「恐らく」。ラスウェルは、実は勇者伝承というのをよく知らないから教えてほしいと言います。

 ザフティエは、では今から話すと……あなたたちの先代が死ぬ以前の話をすると。

 ……あぁ、みんなよりは長生きしているから、クレバテスからはババァ呼ばわりされたわけねw


勇者伝承

 勇者伝承第一節、【神殿】。
 石の祭壇で目覚める。光を見上げ、勇者は己が運命を自覚する。

 第二節、【はじまりの町】。
 そこで勇者は神の啓示を受け、導かれる。試練に挑み、力に目覚める。

 第三節、【炉】。
 神の力を宿す炎で剣は打たれる。それは至宝と呼ばれ、勇者の唯一無二の武器となる。

 第四節、【天と地】。
 多くの魔獣を屠る。多くの民を救う。多くの屍の上に立ち、勇者は頂の向こうを見る。

 終説、【新たなる地平】
 四体の魔獣王を倒す。人々を導く。膜の向こう側、神の御業。世界を取り戻す。
 目覚めよ勇者、神の声を聞け。真なる目覚めのとき。


 ナイエは、知っての通り、これが全文だと……たったこれだけだと言います。
 はじまりの町の件も、おとぎ話として広く知られているが、原文には魔術の「」の字も出てこないと。

 アリッサは、原文にはないという点では炉の件もそうだと言います。ハイデンの名も至宝の作り方も原文にはないが、実在すると。そして内心では、おそらくその土地土地には原文にはない詳細を綴った書物なりが存在するのだろうと推測します。クレンの見つけたあのトアの書と同じようなものが……もしかして一節ごとに一冊あるのかと。ドレルの目的が炉ではなく、端(はな)から書の方だったとしたら、書の存在を最初から知っていたという事になります。
 なので、ひょっとしたらドレルは、すでに別の書を見ていたのかと。それがその土地の……第二節『はじまりの町』の書だとしたら?

 アリッサは「神の啓示、試練……それを読み解き再現できるのだとしたら……」。そして、秘密の部屋の正体が分かったかもしれないと言います。ナイエは「え!?」。
 アリッサは部屋を飛び出して行き、ナイエは「待ってください! ズルいですよー!」www

 アリッサは走りつつ、クレンは私とのつながりを断ってやがると焦燥。「早く伝えたいのに!」。

 ……今のクレンは、魔獣王同士の巨頭会談をやってるからねー。


ロイコクロリディウム?(ちげーよ

 夕暮れの学園内を走るアリッサ。温室では学年3位のアンドリュー・ウィップが手入れ中で、アリッサはちょっと温室を覗いてみる事に。
 鉢植えの葉の上には真っ白なカタツムリがいます。その殻の表面はヌルヌルしていて、アリッサの姿が映り込んでおり……すると本のページがパラパラとなびく光景が。
 謎の光景にアリッサは驚き、一歩下がり……違和感を覚えてます。次の瞬間に、横には巨大な何者かが横たわり、ガラスのコップにアリッサを閉じ込め……アリッサは「何なんだこれはー!」。

 ……下手に寄り道しちゃったせいで、幻術をかけられちゃったのかもなー。

◆今日の学校:本人が狭い視野でも満足できているなら、別にいいけどな。どうせ他人だし。

2026年08月30日(日)20:25

固定方法あれこれ

 フルスクラッチ、シューティングゲーム『ダライアス』自機、シルバーホークを100分の1スケールで作ります。塗装だけでギャン・ミラージュを作ってみようかなw

 エンジン周りの各パーツの組み立てで、位置関係で色々試行錯誤。そう……固定方法がまだ決まっていないのだ! ノズル上部のカバーの根元には、編隊灯付きのパーツがあって、この2つを接続したいわけですが、その取り付け角度やキツかったり、隙間ができたり。
 まずはその隙間を解消すべく、裏返して、傾斜角を決める……はずだったプラ板を切削。これで位置決めできるはずだったのに、組んでみたらかえって邪魔だったとは……
 切削に使ったのは、幅0.7mmのスジ彫りタガネ。しかもこの形状なので、時間がかかるかかるw

 
地道にスジ彫りタガネで削る

 これだけじゃ隙間の解消ができなくて、上記カバーの上部にくっつけた、位置決めのために飛び出させていた3mmのプラ丸棒をできるだけ切断。下に飛び出ているのはそのままでOK。飛び出た部分はニッパーで切ろうとすると、切断の際の圧力で3mmプラ棒にダメージが行きそう。
 ノコギリで切断するには飛び出た部分が短すぎるし、ヤスリで削るには、ちょっとでも誤ればカバーに傷が入りそうだし。なので……デザインナイフで地道に削って行きます。

 
ただでさえ接着面積が小さいので、余計な力が加わらないように慎重に……

 エンジン部の2枚の板の間には、各パーツを接続するためのパーツを仕込むのですが……これも加工が必要に。写真の白い部分で済むつもりだったのに、グレー部を追加。これは5mm角棒を長さ4mmに切断し、2mmの穴を貫通させたもの。しかも微妙に斜めに穴を貫通させねばならず、そうしないとカバー根元から出ている2mm真鍮線が入らないのだ! そこから微妙に斜めになってるので、受け側のパーツも斜めにしないと真鍮線が入ってくれず。トホホな加工がトホホな作業を増やしてしまってるのです。

 
微妙に斜めの穴を取り付けねばならなくなった

 次回もこの部分に取り掛かるかなー。他にも着手したいパーツがあるのに。

◆今日の航空機:言われてみれば、使った事がないなぁ。

2026年08月29日(土)21:14

手首の根元はどうしよう?

 旧キット、1/100 量産型ザクを改造して、MS-06W 作業用ザクを作ります。昨日の事ですが、部分月食を見ようかと思ったら、地平線の下だった! 今回の部分月食は日本では観測できないのである!

 手首をどうやって下腕に接続するかですが……今考えているのは、手首の軸を受ける側に肉厚タイプのプラパイプ(外径4.5mm、内径2.7mm)を使い、この内側を丸ヤスリで少しずつ広げて内径3.0mmにして、手首には3mmプラ丸棒を付けようかと。3mmプラ丸棒を手首にそのまま接着しても、ちょっと力を加えただけで取れそうなので、芯には1.0mmの真鍮線を貫通させようかなって。

 
これでやってみる

 下腿のやすりがけは地道に進めてます。ある程度やすりがけをして、サーフェイサーを吹いてみます。

 
まだまだーっ

 うん、神ヤスを交換しよう(消耗品なんだから惜しむな)。

 ひざも進めます。なんか歪んでるんで、80番のダイヤやすりでガリッガリに削りまくって、これもサフ吹きしてみます。

 
まだ歪んでる

 角がまだキッチリでていませんが、これはいっそのこと丸みを持たせてもいいかもな。

 ……いつになったら胸部を進めるんだろうな(他人事)。

◆今日の改造:92番のシャアザク、ペナンガランかよ。

2026年08月28日(金)20:52

新しい淑妃

 AT-X、『薬屋のひとりごと』、第14話。

 雪が降る中、しばらく留守だった柘榴宮に新しい淑妃がやってきました。柘榴宮に入ると冠を外し、木箱にぞんざいに置き、いすに座り……

 ……今度の淑妃は随分と若そう。でも何か考えと言うか、事情がありそうな……


気配を消す

 せっかく猫猫(マオマオ)が帰ってきたのだから……という事で、玉葉妃(ギョクヨウ)は嬉々として何かを書いてます。何か考えがあるようで、その案に紅娘(ホンニャン)は「本気ですか」と。

 その猫猫ですが……外廷にある庭で何かをいくつか埋めたようです。猫猫曰く、後宮と違って碌に薬草が生えていないと(勝手に埋めていいのか?w)。
 背後にいつの間にか水蓮(スイレン)がいて、掃除を頼んだのは執務室だったはずだと言いますw 「すぐ行きます」と、猫猫は退散w 水蓮は手を振って見送りつつ、土いじりはほどほどにと言います。
 猫猫は走って執務室に向かいつつ、「手強い」w

 ……水蓮ならこいつの背後を取れるかもしれないw


教育とは

 ある2つの書を見て「どういう事だ」と言う壬氏(ジンシ)。高順(ガオシュン)も分からず「さぁ?」。
 書は玉葉妃からのものと、同様に梨花妃(リファ)からも届けられてます。
 そこへ猫猫が掃除をしにやってきて……

 壬氏は猫猫に、柘榴宮に新しい淑妃が入ったのは知っているかと言います。阿多妃(アードゥオ)の後釜であり、後宮としては妃としての教育をしたいそうで……その講師として猫猫が選ばれたようです。
 猫猫は「フッ……ご冗談を」。ですよねー。推薦人の名前も書いてあると言う壬氏は、その名前を見せるのですが……猫猫は玉葉妃が推薦している事に唖然。さらに梨花妃の名前も見せられ……
 猫猫は以前に、梨花妃にあるアドバイスをした事を思い出し、内心で「アレか」(噴飯)。

 ……そりゃ紅娘も呆れるわけだw


どんな教材なのか気になる

 そんなわけで猫猫は、講義で使う教材を前に、2人の妃に頼まれてはさすがに無視できないと。教材は緑青館から送られたものであり、その報奨についてはやり手婆が額を提示しているようですが、かなり吹っかけているらしいw
 その額を見た猫猫は「今のうち」と考え、ちょいと加筆(おいw)。そこへ壬氏が来て、この荷が講義で使う教材かと尋ねてきます。ビクッとする猫猫w
 猫猫は筆を隠しつつ、請求書を見せ……その提示額を見た壬氏は「こんなものか」。水蓮もその木簡を見て、ここだけ墨の色が違うと(鋭っ)。内心で、やっぱり手強いと……ばあやがいる限りは坊ちゃんをカモにするのは難しそうだとw

 中身は何なのか気になる壬氏。すると猫猫は荷との間に割り込み、大事な教材を見せるわけには行かないと言い、毛を逆立ててますw

 運ぶなら手伝うと言う高順なのですが、猫猫は断ってます。また、教育をやるなら徹底的にやると燃えてますw

 ……その教育次第で跡継ぎが生まれるのだから、それ相応の報酬を要求したんだろうなw


里樹妃にもあの秘術を教えるの?

 後宮に入るのはちょっと久々の猫猫。壬氏と高順も一緒です。猫猫は、妙に女臭くて落ち着くとw それにしても、やけに女官たちが集まってますねー。壬氏によると、授業の噂を聞いて集まったのだとか。
 壬氏は女官たちに、授業を受けるのは上級妃のみだと……用のない者は下がるように、にこやかに言います。女官たちは壬氏の笑顔と声でのぼせたようで……その異様さに猫猫は内心で、「この宦官、妖(あやかし)か何かか」www

 教育の会場に荷車を引いて行く猫猫。壬氏もしれっと同行するのですが、猫猫は、授業を受けるのは上級妃だけだと。壬氏をどうにか部屋から追い出し、ここから先は女の園に於ける多言無用の秘術だと告げ……戸を閉めます。

 すでに4人の妃はテーブル席で待っています。玉葉妃と紅娘は変わらず、4人揃っているからなのか里樹妃(リーシュ)はちょっと萎縮。その目が侍女頭の河南(カナン)に救いを求めてますw
 梨花妃もほとんど回復。そばにいる侍女は猫猫を見て怯えてますw 内心で「そんなに警戒しなくても」w
 新しい淑妃は楼蘭妃(ロウラン)。その服は南国調で、本人の趣味だろうかと。ただ顔立ちは北寄りに見えるようですが、よく分からないようです。
 楼蘭は退屈そうにあくびをしてます。
 見る限り、年齢としてはのお手つきにはなりそうなので、後宮のバランスは崩れる事はなさそうだと考える猫猫。バランスが崩れたところで、猫猫としてはどうでもいいようです。

 ……4人の妃に加えて猫猫が揃うと、ピンク……何かの戦隊かw


これが緑青館に伝わる秘術だ!(なお具体的内容は不明)

 猫猫は改めて挨拶。そして教材を配布。中は少なくとも2冊の本があり(里樹妃の本を見る訝しそうな目www)、さっそく講義開始。楽しそうな玉葉妃と辟易している紅娘w 梨花妃は落ち着いているものの高揚していて、侍女はすごく困惑w
 里樹妃にとってはあまりにも刺激的すぎたようで、魂が抜けかけてますwwwww
 楼蘭は平気なようで、侍女にも本を見せ……侍女は赤くなってます。

 滔々と講義を続ける猫猫。里樹妃は必死に講義について行こうとしては倒れそうになったりw こうして授業は夕方まで続き……

 壬氏は戸に耳を当てて講義を聞いているようです。聞こえているのかどうか分かりませんが。高順は、いったい何が起きているのかと。やがて猫猫が出てきたので、労を労う壬氏。しかしその左頬は、戸に当てていたせいで赤くなっていて……猫猫は「こいつ、聞き耳立ててたな」w
 壬氏は部屋に入り、これはいったいどういう状況だと。と言うのも……

 玉葉妃は「マンネリ離脱」とすごく嬉しそうで、でも紅娘は辟易。梨花妃は「ここをこうして……」と教本を楽しそうに見てます。
 里樹妃は「無理、絶対無理」と柱に頭突きw そんな里樹妃に河南は困惑w 楼蘭は平気なようですが、侍女は赤くなってます。

 猫猫は壬氏に、言われた通り講義をしただけだと。また、推薦人の玉葉妃と梨花妃には喜んでもらえた模様。ただ、反応がよく分からないのが楼蘭妃。猫猫と楼蘭妃の目が合い……楼蘭妃は「ふん」と顔を背けてます。この時点では、楼蘭妃は他の妃や猫猫に敵対心があるのかどうか分からず。
 楼蘭妃は侍女とともに部屋を去ります。教材ももちろん持ち帰っていいわけで、猫猫としては教材をうまく活かしてほしいところです。

 壬氏は、どんな講義をしたのかと猫猫に尋ね(里樹妃が取り乱すほどだもんなw)……猫猫は、後日帝に感想を伺うようにとだけ言います。

 ……表情を変えなかった楼蘭妃ですが、もっとすんごい秘術を知ってたりするんだろうかw


爆発騒ぎ

 夜になり、柘榴宮に戻っている楼蘭妃は……うーむ、表情を変えないし、しゃべらないし、何を考えているのか分からん。

 猫猫は講義で疲れて寝床についたものの、金一封を楽しみに身を震わせてますw

 深夜になり、外廷の一角で爆発が発生。すぐに大騒ぎになってます。猫猫はその騒動のせいなのか目を覚まし……水蓮の手強さを思い出すと「やめておくか」と身を震わせてますw

 さて、爆発騒ぎですが……現場は既に羅漢(ラカン)が検証中。指で何かの粉末を観察しているのですが……前回ラストでも見た煙管が落ちてます。何か気になる事があるのかと、副官の陸孫(リクソン)が尋ねると……「いや、何もないよ」と、気付いた情報を秘匿。

 ……何か分かっても、下手に誰にも情報を明かさないって事か?


色々と神経を使う

 Bパート。翌朝。猫猫は執務室の端で、昨日の音は何だったんだろうと。壬氏は後宮だけではなく外廷でも仕事があるわけで、大変そう。くだらない法案であっても無視するわけにもいかないようで、すべてに目を通し……いらないものは焼却するようです。
 その焼却処分する法案ですが、これを猫猫が燃やすようです。ただ、その紙は上質なので、燃やすなんてもったいないと……売ればいい小遣いになるようです。燃やす場所は軍部のエリアにあるようです。
 猫猫がそこへ向かおうとすると、高順が綿入れ(上着)をかけてくれて……礼を言いつつ、さすが豆だと感心。宦官にしておくにはもったいないと考えてます。
 高順は背後の壬氏から睨まれているのを感じ取って戦慄w 猫猫には、これは壬氏からのもので私は渡したに過ぎないと言いますw 猫猫は内心で、下女に綿入れを1枚渡すのにも許可が必要なんて大変だと思いつつ、壬氏にも礼を言い……壬氏は笑顔で「気にするな」と機嫌を直してます。

 ……まぁ、以前に李白(リハク)を緑青館に連れて行った件について、誤解した壬氏がショックでほぼ気を失ったくらいだしなw


愛すべきバカ

 猫猫は焼却する場所に向かいつつ、外廷のあちこちを眺め……後宮の何倍も広いのに薬草がほとんどないと嘆いてます。せいぜいタンポポやヨモギくらいだと。今は冬なので見つけにくとはいえ、この辺りにも種を植えておこうかとも考えてます。と思ったら……曼珠沙華を発見して狂喜www 球根を水にさらすと美味いのだと……ただし毒抜きを失敗すると腹痛で苦しむハメになるそうで。
 ふと見ると昨夜の火災現場があり、その前には李白がいます。以前に見た時と帯の色が違っていて……という事は出世したのかと。

 李白も猫猫に気付き、声をかけてきます。妃の付き添いか何かと……後宮から出てくるなんて珍しいと言います。李白は風明(フォンミン)の件で猫猫も巻き添え的に解雇されたのを知らないようです。猫猫にとって李白は、白鈴(パイリン)に惚れて女のために出世しようとする愛すべきバカw
 白鈴に会おうと思っても、年収の半分ほどの金を要するので、早々呼べません。なので李白は、禿(かむろ)を相手に茶を飲みに行くという体(てい)で緑青館に来るそうですが、白鈴はいないかとキョロキョロするものだから、相手をしている禿は「💧」w
 会えるはずもないものの、天上の蜜を知ってしまったが故に一目でも拝めればと通いつめている模様。なので内心で「頑張ってるんだな(ジト目)」www
 今はとある御仁の部屋付きになったと言う猫猫。李白は、その御仁について、物好きだとw 猫猫も「えぇ、物好きですよねー」w

 ……年収の半分って事は、200〜300万円ってところか。車が買えるじゃんw


誰かが爆発させた?

 んで、さっきから爆発現場の前にいる猫猫ですが……取り込み中ではないのかと。李白は、この季節には珍しくもないボヤだと言います。火元が分からず、借り出されたと。
 昨日の轟音はこれかと察する猫猫は、怪我人はいるかと。李白は、倉庫番だけだと答え、命に別状はないと。また、あまり現場に近づかないようにも言います。
 そう言われても、猫猫としては首を突っ込みたくなるわけで、建屋の中には入らずに横へ向かいます。隣の小屋まで煤が届いており、周囲には破片が散らばっており……ボヤと言うよりも爆発です。
 なので猫猫は、火付けの疑いがあると見ているのかと納得。だから下っ端の役人ではなく、李白が出てくるのも頷けると。
 そこらの倉庫ならともかく、ここは帝のいる宮殿内。この国(:リー)は概ね平和ではあるものの、すべての人間が現状に満足しているわけではないだろうと……まれに異民族が襲って来るし、飢饉や旱魃も無きにしも非ず。他国との和平もいつまで続くか分からない。異国の中には不満を持つ者もいるだろうと。
 中に入ると、焦げた芋が転がってます。という事はここは食料庫だろうかと。そして煙管を見つけ、象牙が使われているのを確認。

 すると……李白が襟を掴んで猫猫を持ち上げ、勝手にウロウロするなと注意。すると何かに気付いたようで、向かいの倉庫にも入ってみてます。
 李白も来て、「聞いてるのか!」。猫猫は「聞こえてますよ」と言いつつ倉庫の奥へ入り……内心で「聞こうとしないだけで」w そして李白に、燃えた倉庫にはこちらと同じ物が置かれていたのかと尋ねます。李白は呆れつつ、奥から古いものを入れているらしいと答えてます。猫猫は荷を軽く叩き、粉塵が舞うのを確認。これをもらっていいかと尋ねてます。李白は許可。
 さらに猫猫は、木の板、土、のこぎり、釘も必要だと言います。何をする気なんだと李白は言い……猫猫は「ちょっとした実験です」。

 ……あれだけの爆発で、怪我人一人だけで済んだのか。深夜だったのが幸いしたんだな。


粉塵爆発の実験

 猫猫は木の箱を作成。その慣れっぷりに李白は感心してます。猫猫は、貧しい育ちなので無い物を作るのは得意だと。そして小麦粉を半分ほど入れて、角の部分だけ切り取ったふたをしてます。
 もう一人いた宦官には水と火種を用意してもらい、猫猫は縄に着火させてます。縄はジリジリと燃え始め……準備ができたと言う猫猫。危ないので離れるように言い……猫猫の後ろから見ている李白にも、危ないと言います。李白は、何が危ないのだと……嬢ちゃんが何をしようと武官の俺が危ないものかと。
 呆れる猫猫ですが、危険なので重々気をつけるように忠告。そして火種を木箱に突っ込み、木箱から退避して灯篭の陰に身を伏せますw
 わけが分からない李白はまだ木箱のそばにいて……木箱が爆発w 驚く李白の帽子に引火し、「消してくr(バシャ)」www

 猫猫は「だから、言ったのに」www

 って事で、猫猫による解説です。原因は小麦粉。倉庫番が人目を盗んで倉庫に入り、外気が流れ込むことで粉が舞い、そこで煙管に火をつければ倉庫内に充満した小麦粉に着火し、爆発が起こると。なので倉庫番には、倉庫内で煙草を吸わないように伝えてほしいと言います。

 よくそんな事を知ってるなと李白は感心。猫猫は、以前に緑青館で間借りしていた時、部屋を吹っ飛ばした事があるそうです(噴飯)。当時は簀巻きにされて窓から投げられ……内心で「あの時のババアは恐かった」www
 李白は、粉が爆発するなんて不思議なものだと言います。猫猫は内心で、世の中には不思議な事はほとんどないと考えてます。不思議と言うなら、それは知らないだけ。
 水をぶっかけられた李白は風邪を引きそうになってます。猫猫は、もし風邪を引いたら花街漢羅門(ルォメン)の薬がよく効くと。
 内心では、親父は商売っ気がないから、ちょっとくらい営業活動をしてあげようと……また、白鈴に会いに行くついでにでも寄ってくれと考えてます。

 ……はぴエネ!(やかましいw


店で荒れるの、良くない。

 夜になり、煙管を持ち帰ってしまった事に気付く猫猫。きれいにして新しい吸い口にすれば元に戻るだろうかと……売ればそれなりに金になりそうだとも考えます。ただ、倉庫番が持つには立派すぎる煙管であり……もしかしたら大切なものではないかと。
 なので、磨いて返す事にします。

 同じ頃、花街のある飲食店では、ある男性が荒れてます。「俺だって……くそっ!」と悔しがる、そんな男性を静かに見ている別の男性がいるのですが……

 ……里樹妃「私だって……くそっ!」(言ってない)

◆今日の煙草:アウトロー気分でそこら辺に捨てるのが一番気持ちいいんだろ。ガキかよ。

2026年08月27日(木)20:31

くれあのナラティブとは?

 山陰放送、『』、第29話。

 ある夜のビルの屋上にて、ゴウエモンマコトジュエルを手に入れたようです。今回は簡単に盗めたようで、早くウソノワールに持ち帰ろうと言ってます。ところが同行していたデッチ・アゲインは、ここからが本番だと。

 そこへポチタンの声が聞こえ……3人が駆けつけてきます。デッチ・アゲインは、今回の主役は帆羽 くれあだと告げ、ゴウエモンにはからくり迷路を出すように言ってます。これもウソっち(ウソノワール)のためだと。

 ゴウエモンはからくり迷路を展開。デッチ・アゲイン「ゴウエモン with デッチ・アゲイン!」と言いつつくれあに花を投げつけ、そこから光が広がって3人はどこかへ。デッチ・アゲインは「見れてもらうよ、君のナラティブ(物語)を」と呟き……デッチ・アゲインも同様に姿を消してます。

 さて、3人はどんな迷路に飛ばされたのかと言うと……なんか大きな庭園のようで。シュシュタンは、ロンドンの探偵事務所だと言います。

 ……せっかくイギリスに来たんだからスターゲイジーパイ食おうぜ!w


見るだけ(干渉できません)

 みんなの描写が色トレスになっているので、まさかと思ったら……物体に対してすり抜けてます。くれあが花に触れようとしても手がすり抜け、明智 あんなは植え込みをすり抜け、「なんで!?」。
 すると天からデッチ・アゲインの声が。ここは記憶の世界だそうで、君たちは何も触れることはできないとの事。からくり迷路の力を借りて、くれあの過去を再現しているそうです。デッチ・アゲインにとってくれあの力は、とても興味深いと。

 庭園はうっすらと霧が張っていて、誰かがやってくるのが見えます。そばには何かが浮いているので、どちらかだと思ったら……過去のくれあです。森亜 るるかも登場。るるかのそばにはマシュタンもいます。くれあは、3年前だと言ってます。

 シュシュタンはマシュタンに、この子をスカウトしてきたと言ってます。マシュタンもシュシュタンに、私はこの子をスカウトしたと言い……互いに自己紹介。

 この光景は怪盗団ファントムのアジトでも映写されていて、マシュタンは「2人の初めてあった日だわ」と驚嘆。るるかはなんか不機嫌そうに見てます。

 ……年齢的に2人ともどストライクなんだが(逮捕


チョチョチョーン! カカッ!

 小林 みくるプリキットミラールーペを出し、迷路からの脱出の手がかりを探そうと言います。
 あんなが花を観察すると、そばにいるポチタンの頭に蝶が止まり……あれ? なんで接触できてるのかな?

 風が吹き、庭園に花びらが舞い……くれあは「すてきな香り」と言って深呼吸。そこへ高齢の女性が「香りか。いいね!」と言いつつくれあの肩を抱いてます。シュシュタンはこの女性を、まふる所長(花崎 まふる)と呼んでます。その名はくれあも知っているようで、二つ名が『暁の証明』。イギリス中を揺るがした王冠紛失事件を解決した実績があるそうです。
 まふるはイギリスのキュアット探偵事務所の所長で、るるかも名前は知っているようですが……まふるは「みんなには秘密だよ」と言ってます。

 「すごい探偵さんなんだ」とあんなは感心。ところが、みくるの表情がどうも変です。

 ここで拍子木の音と共にゴウエモンの顔がついた幕が出てきてあんなは「えぇぇ!? なに!?」(噴飯)。

 ……まふる所長は、髪の色からして、みくるのお祖母ちゃん?


妖精を信じていた人の心

 どうやら時間がスキップされたようです。「第2幕のようだね」とデッチ・アゲインは言ってます。

 まふるは、ここのスタッフは私と妖精だけだと言います。まふるのそばには3人の妖精がいて、協力しながらうまくやっているとの事。3人の妖精はすぐにくれあに寄っているのですが……まふる曰く、普段は私以外に心を開かないのにと驚嘆。

 庭園を見るくれあは、すてきな百合だと言います。まふるは、トップ・オブ・リリーだと言い、妖精と人の絆によって生まれた百合の王様……いや、女王様ってところだと言います(さすがイギリス)。

 ガゼボを出たまふるは空を見上げ、これは運命の導きだろうかと言い……すると中空が光り、マコトジュエルが出現。マコトジュエルについてまふるは、妖精を信じていた人の心だと言います。るるかは「信じていた」という表現に、過去形だと呟き……「鋭いね!」と感心するまふるは紙芝居を始めてますw お題は『ビッグマコトジュエルのひみつ』。マシュタンは小声で「また始まった」www

 昔は人間と妖精は仲良しで、まさに最高のパートナー同士だったそうです。ところが時代が進むにつれて、人間は妖精を信じなくなり、妖精を信じていた心は人々から離れ……それが寄り集まってできたのがマコトジュエルだそうです。
 信じる力というのは相当なものだとまふるは言います。嘘を真実にする事だってできると……そいつを狙うのが『怪盗団ファントム』だと言います。だから、あらゆる時間と空間をワープさせて守っているのだと。怪盗団ファントムは大王になって世界を嘘で覆おうとしていると……私たちはそれを止めないといけないと言います。そのためには名探偵プリキュアになるのだと。人々を助ける、みんなの憧れ、希望。誰も頼るものがいない子たち、困っている人、助けを必要とする人、みんなの笑顔を取り戻すのだと言います。

 なってみないかと言うまふる。するとくれあはプリキュアになりたいと答えてます。るるかも遠慮しがちにプリキュアになりたいと言い……まふるは、さっそく探偵テストだと言います。

 ……すでに世界は嘘で覆われてるけどな! キリスト教とかイスラム教なんて、嘘で世界を支配する強大な組織の代表例だし(銃声


犯人はすぐに分かったけれど

 さっそく、が消えた事件が発生。るるかは関係者から話を聞きにかかり、くれあは現場となった部屋をあちこち見渡してます。屋敷の主人によると、事件の前後に屋敷を出入りした者はいないとの事。

 窓を見るくれあは、はめ込み式になっているのを確認。外からの侵入はないと言います。暖炉を見るるるかは、煙突から出入りしたのかなと着目するのですが……屋敷の主人は、壷は大きいので煙突からの出入りは不可能だと言います。

 関係者には主人の妻やメイド、まだ幼い娘(ルーシー)がいて……その娘の様子にくれあは、勘づいたようです。しかし何だか言いにくそう。るるかも娘の様子に勘付いたようで、壷がどこに消えたのか分かったと言います。
 くれあ、すごくつらそう。

 るるかは暖炉の灰をこてで払い……割れた壷が出てきた! るるかは娘の前にしゃがみ込み、慌てて隠したから暖炉の灰で手が汚れてしまったと指摘します。観念した娘は手を広げ……両親は娘を抱きしめ、怪我はないかと。

 ……すまぬ、ルーシーと聞くと真っ先にこっちが浮かんでしまうんだw


スターキラリングブローチ

 ってことで、るるかは一発で合格。ただ、るるかは素直に喜べてないようです。くれあも気付いてはいたのですが、言い出せなかったわけで……そこはるるかもその心情を分かっていたようです。

 屋敷を出て庭を歩くくれあ。そこへまふるが声をかけ、しょぼくれた顔だと……「幸せが逃げちまうよ」と言います。まふるもくれあの心情を分かっていたようで、あるものを胸から出してます……って、それもマコトジュエルじゃないか! マコトジュエルはマコトジュエルでも、心のマコトジュエル
 まふるはるるかにもこっちに来るよう呼びかけ、庭の花にマコトジュエルをかざしてます。花は花壇ごと光り、光束の中から大きなアイテムが出現。
 あんなは「何あれ!?」。くれあ(高校生)は、スターキラリングブローチだと言います。

 まふるは、いまだかつて、どの名探偵にも抜けなかったこのリングを抜くことができれば、まことの名探偵として認められた事になると言います。くれあは、テストに落ちたのに無理だと。まふるは、真実を明らかにするのが探偵だと……依頼人に寄り添うのもまた探偵だと言います。
 マシュタンはるるかにそっと「先に言われちゃったわね」。
 まふるは、くれあとるるかなら、いつかリングを抜くことができるといいます。そう言われても、特にくれあは自信がなさそう。そんなくれあにまふるは、私のきらめきがそう言っていると……自分のきらめきを信じてやるように言います。

 ……名前が『スターキリングブローチ』だったら恐いよね(どう聞き間違えたらそうなる)。


一歩引いて考える

 拍子木の音とともにワイプして……次は日本の探偵事務所。今回は情報がてんこ盛りだなー。

 テーブルでまことみらい市の地図を広げるくれあ。るるかは2色のソフトクリームを食べつつ、私の推理だと怪盗団ファントムが探している『まことの地』はこの街にあると言います。頑張って探そうと言うくれあ。シュシュタンは、本当にるるかの助手でいいのかと。くれあは、るるかから色々と学んで名探偵になると言います。

 やがてくれあは、もっと情報を集めるために、パティスリーの手伝いもする事にしたと言います。るるかは、探偵テストはどうするのかと。シュシュタンは、くれあならすぐに合格すると……プリキットもまふるから預かっていると言います。そう簡単には合格しないとくれあは言い……

 るるかは香水の瓶を出しつつ、シニアに頼んだと言います。妖精と人間の友情の証、トップ・オブ・リリーから作ってもらった香水……妖精が心を許すあなたにピッタリだと。くれあは、なんで香水なのかと。るるかは、花びらが舞ったあの時、くれあは見た目ではなく目に見えない香りの方に気付いたと……私とはものの捉えかたが違うと言います。また、一歩引くのがあなたの弱味であり、弱味は強味にもなると……一歩引けば答えが見える事もあると。それがくれあのきらめきになると……「あなたは強い」と言います。

 くれあはその香水の瓶を受け取り……この光景にデッチ・アゲインは「なるほど」。

 ……デッチ・アゲインは、くれあの弱点を探るためにこのからくり迷路を作らせたわけか。


干渉できる唯一のモノ

 場面は変わって、くれあに与えられた部屋に。シュシュタンはくれあに、この日が来たと言います。

 その日の夜、貯水池にて怪盗団ファントムはマコトジュエル(この時はまだ巨大)を入手。宙に浮かんで輝くマコトジュエルを前に、ウソノワールは「とうとうこの時が来た!」。
 そばの茂みにはるるかとくれあが身を潜めていて、るるあは、私がプリキュアになって止めると……その間はマシュタンたちの事をくれあに頼んでます。
 いよいよ確信に迫ってきたと言うデッチ・アゲイン。みくるは「そうだ! 早くここから出ないと!」と。あんなは「でも、どうやって」と焦り……
 ポチタンのそばには、あの時になぜかポチタンに接触できていた蝶が飛んできます。その蝶に気付いたあんなとみくるは、さらにある事に気付き……この迷路から出る鍵はあれだと。

 ……え? からくり迷路から出るの? まだスターゲイジーパイを食べてないのに(帰ってから作って食え)。


帰還

 Bパート。この後の展開は今までにも出たとおりで、くれあはキュアエクレールに変身。

 ずっと静観していたデッチ・アゲインは、この時を待っていたようで。

 くれあ(高校生)はプリキットライトを出し、2本の虫取り網に変えてます。あんなとみくるはその虫取り網で「「これが私たちのアンサーだ!」」と、あの蝶を捕らえ……蝶が光り、元の世界(夜のビルの屋上)に無事に帰還。

 デッチ・アゲインは「アメイジング!」と讃え、よく気付いたねと。
 あんなは、記憶の世界では何にも触れないと言っていたと……でもあの蝶はポチタンの頭に止まったと言います。みくるは、あの蝶がからくり迷路から出る鍵だと気付いたと。

 ゴウエモンは、次は俺の出番だと言い、冒頭で得ていた品を媒体にハンニンダーを召喚。もちろん3人もプリキュアに変身。

 ……みくるはともかく、あんなはこの道具を昆虫を捕まえるための道具だってよく分かったよなw 使い方を知らない子だって多いだろうに。


るるかは何を危惧しているのかる

 蝶がモチーフのハンニンダーなので、翅で仰いで3人のプリキュアをビルから落としてます。3人は難なく道路に着地。

 るるかがビルの屋上にやって来て、デッチ・アゲインがいるのを確認。キュアアルカナ・シャドウに変身して……デッチ・アゲインに鉄拳。デッチ・アゲインはそのパンチを受け止め、「俺たち仲間じゃないか」と。飛び退いたアルカナ・シャドウは、何のつもりだと。デッチ・アゲインは、君が答えを聞きたがるのかと……わざわざここに来たのは知られくない事でもあったのかと、煽るように言ってきます。

 ……その「知られたくない事」って、もうすでに3人が見た記憶ショーには登場しているのかな?


風に板で対抗するのは危険

 翅で強風を繰り出すハンニンダー。キュアミスティックミスティック・リフレクションで3人ごと身を守るのですが……キュアアンサーは、これでは近づけないと。
 板で風に抵抗するので、圧力に負けて吹き飛ばされるわけで……アンサーとミスティックはけっこうダメージを喰らってます。エクレールはきらめきタイムを発動させ、高速で接近。しかし焦ったハンニンダーは突風でエクレールを飛ばし、エクレールは容易に接近できず。ここでエクレールは過去を思い出し、自分の強味を活かし……一歩引いてジャンプ。真上からハンニンダーを踏みつけ(ありがとうございます!)プリキュア・フライングインフィニティで浄化。

 目を回しているエクレールはミスティックに介抱されつつ「や……やったよー……」www

 ゴウエモンは「引き上げだ!」とデッチ・アゲインに告げ……デッチ・アゲインはアルカナ・シャドウに、君を不快にさせたことは謝ると言います。が、その物言いはまるで反省なんかしておらず、むしろ煽ってます。

 ……るるかは何を知られたくないんだろう? まさかあの時のソフトクリームはイギリスの硬貨で支払い、しかも全然足りてないとかw


答えはシンプル

 あんなはくれあに、どうしてパティスリー チュチュで働く事にしたのかと尋ねます。みくるも、情報を集められそうなところは他にもあると言い、あんなは「ね」。
 考え抜いたどんな理由があるのかと思ったら、くれあは「るるか、アイスが好きだから」。

 ……それなのに、おじさんがサービスエリアや道の駅でソフトクリームを食べるとキモがられるんだよなw ひょっとしたら心の中でるるかになりきっているのを見抜かれているのかもしれない(そうだとしたら、そりゃキモがられるよなw)。


特別な存在

 ファントムのアジトにてデッチ・アゲインは、くれあについて、トップ・オブ・リリーの力を扱える特別な存在だと言います。そう呟くデッチ・アゲインに、るるかは怒りを覚えているようで。

 ……え? もしかしてデッチ・アゲインはエクレールになりたいのか?(飛躍しすぎです) いや、でも、るるかになりきるおじさんはいっぱいいるし(やめたれw


エクリプス・シャドウ(日食の影)

 おぉ、エンディングが変わtt……キュアアルカナだとぅー!? もうじきファントムから離脱するわけか。ところがどっこい、次回のるるかは真っ黒に染まる模様。

 ……顔というよりも、キャラクターの仕草で作画監督が誰なのかが丸分かりw もう身に染み付いた作画なんだろうな。

◆今日のロンドンとコラボ:コメ欄が嫉妬の阿鼻叫喚で草。

2026年08月26日(水)23:13

今の帝国では勝てない

 AT-X、幼女戦記、長いので4分割で書きます。今回は4回目。

 統一歴1926年4月9日、ティゲンホーフの戦いから10日後。

 帝国の軍参謀本部では、ハンス・フォン・ゼートゥーアが何かの書類を手に、これは何だとターニャ・デグレチャフに問い……
 ターニャは、転属希望書だと回答。それは理解していると言うゼートゥーア。
 一緒にいるクルト・フォン・ルーデルドルフは、最前線勤務以外を希望するのかと……何かの冗談かと言います。ターニャは、極めて真剣だと。
 エーリッヒ・フォン・レルゲンは内心で、あの戦争屋が後方を希望するのかと……どういう事だと困惑。
 ルーデルドルフは、なぜ前線を厭うのだと……なぜ軍務を放棄するのだと問います。ターニャは、質問の意図が理解できないと回答。ルーデルドルフは、火遊びでもしているつもりかと。
 レルゲンは内心で、まるで子どもが駄々をこねているようだと感じてます。実際ターニャは小さいわけで、反抗期だろうかとw

 ゼートゥーアは、我らは貴官を高く評価していると言います。その精鋭がなぜ後方勤務を志願するのだと……本音を聞かせろと問います。ターニャは、この戦争は今のままだと勝ちきれないと……「私の知りうる限りでは」と回答。
 ゼートゥーアは、私見でいいから説明するように言います。

 ……たしか『やる気のある有能』は現場の指揮官に向いているんじゃなかったっけ?w

では説明しましょう

 ターニャは、今の帝国は組織の力ではなく、個人芸の連続で辛うじて勝利を演出するばかりだと……これではルーシー連邦の広大な領土を……巨大な空間を消化できないと。組織的改善がなければ勝利はあり得ないと言います。
 先日の戦いでは、多国籍義勇軍とやらにも遭遇し、懸念すべきはその中に合州国の兵も参加していた事だと。
 ゼートゥーアは、いずれ合衆国も殴りかかってくると……そう言いたいのかと。
 肯定するターニャは、今の帝国には対合衆国を見据えた戦略環境の想定がないのではないかと……その想定があるのかどうかを聞いていないと言います。
 しかしルーデルドルフは、杞憂だと……連中は元来、孤立主義だと言います。大海原を越えてまで大陸に首を突っ込むのかと。ターニャは、もちろん合衆国の介入がないのが理想ではあるものの、しかしそのような世界大戦があり得るのだろうかと。答えは明白で、あり得ないと言います。

 ゼートゥーアは、つまりこの大戦を勝ち切るためには、戦略想定全般の見直しを主張するわけかと。ターニャは、目下の成功体験に捕らわれすぎず、戦技研究人事育成によって戦力を統合運用する……それこそが勝利の機会につながると信じていると言います。
 ゼートゥーアは、そして貴官がその研究調査活動に当たりたいのかと。ターニャは、後方にて戦力の適切な運用や、軍の改善策を探りたいと。すでに具体案の作成もしたと言い、大量の書類を見せ……
 その具体案には『今次大戦における部隊運用と作戦機動』なる物もあります。

 レルゲンはその書類に目を通しつつ、あまりにも理論整然、どこまでも用意周到だと……それがこれほどまでに不気味とはと戦慄。ゼートゥーアも書類に目を通してます。

 ……これだけの書類を、たった10日で用意したのか! これはこれで激務だっただろうな。

焦土にしてでも勝てばいいというわけではない

 しかしルーデルドルフは、随分と悠長な事だと……貴官は1つ忘れていると言います。戦争のやり方というのはこうだと言い……「こうやるんだ!」と拳で大鏡を割ってます。ルーデルドルフは血が流れる拳を見せつつ、衝撃力だと……我々帝国にはその力があると。戦争とは小賢しさではなく意思の問題だと言います。
 ターニャは席を立ち、帝国は閣下の拳と同様に傷ついているのだと……血が流れすぎているのだと。ルーデルドルフは、ならば問題ないと……この腕でもボクシングは充分に伝わると。たとえ我一人になろうと戦い抜かねばならないと主張。
 ターニャはハンカチを出しつつ、その戦いの先に何があるのかと……戦争とて政治であり、外交手段のひとつだと言います。よって、戦いを適切に終わらせる事ができなければ、その先に待つのは次なる戦争のための単なる準備期間……新たな愚行の始まりかもしれないと。あるいは、すべてを破壊の炎で焼き尽くし、あとに残るは焦土と化した大地かもしれないと言います。たとえ世界を制して超大国になり得ても、また違った形の争いが生まれるばかり。栄光のさなか、背後のひと突きですべてを失う事もある世の中だと。
 ルーデルドルフの言う通り、まずもって勝利がすべて。しかし正しく勝たねばならないと言います。でなければ、いずれ歴史に笑われると……戦争はどう勝つのかが重要だと。

 ゼートゥーアは、2ヶ月与えると言います。私の権限で西方に配属すると……その後は結果次第だと。とり急ぎ戦訓調査と戦技研究に励むように言います。そう、ターニャの望む後方勤務だと。
 ターニャは「了解いたしました」と敬礼し、部屋を去り……

 レルゲンは痛む胃を抑えつつ、内心で、戦闘狂にして戦略家だと……そして子どもだと。それが国家の望んだ軍人の最終形態とでもいうのかと。貴官はこの狂った争いの世に、いったい何を思うのかと。

 ……さすが前世はサラリーマン。歴史に学んだ考えです。体験から学んだ事を優先する脳筋幹部は、将来どうなるやら。

人間の特権

 ターニャは他に誰もいない修道院に入り、そっと扉を閉め……大笑いしながらくるくる踊ってますwww 夢にまで見た後方勤務、ついに平穏な日々を手に入れたとwww 神の突きつける過酷な運命とやらに従う道理は無く、唯々諾々と神に救いを求めるなんてあり得ないと……配られたカードを活用して己の未来を掴み取るのだと言います。それが人間の特権であり人間の条件だと。
 像を指差し「残念だったな、存在X」と罵ってます。

 ……こっそり平和な国に亡命するという考えもあると思うけどな。ただ、元サラリーマンが女性として生きねばならないのは、それはそれで苦痛な気もするがw

どうしてこうなった(リフレイン)

 そして2ヵ月後。

 帝国軍西方駐屯地 戦技研究所なるものが設立されていて、みんなはカード遊びで過ごしてます。ライナー・ノイマンは、西から東、そしてまた西かと。マテウス・ヨハン・ヴァイスは、今度は後方だと……なるべく鋭気を養いたいところだと言います。
 ヴィリバルト・ケーニッヒは、気が抜けて落ち着かないと。そんなケーニッヒにヴォーレン・グランツは、完全な前線症候群だと言います。
 ヴィクトーリヤ・イヴァーノヴナ・セレブリャコーフ(ヴィーシャ)は、どうしてこうなったのかと言いつつカードを出し……みんなは驚愕。
 ひょっとして、フルハウスとか?w

 その頃、室内にいるターニャは、やはり適材適所こそが世の理だと……このまま手堅い成績を維持し、一生デスクワークをするつもりになってます。コーヒーを楽しみ、チョコレートをつまみ……ここで電話が。
 電話に出たターニャは挨拶するのですが、中佐になったようです。電話してきた相手はゼートゥーアで、参謀本部はターニャの提言を全面的に採用する事を決めたと言います。戦力を適切に運用するための実地研究であり、最前線にて発案者自身に施行してもらうと(噴飯)。ターニャは「ん? ……へ?」www
 ゼートゥーアはややドスを利かせて「おめでとう、戦闘団を新編させてやる」。また、安心するようにと……貴官の部隊は第203航空魔導大隊をあてがうと……取り上げたりはしないと言います。さらには歩兵大隊、機甲中隊、砲兵隊に加えて、多少の人事裁量権も認めるそうです。特例とはいえ、帝国軍初の戦闘団だと……公式には参謀本部直属試験戦闘団という名前だが、さすがに味気ないので、設定されたコードはサラマンダー戦闘団だと言います。

 ゼートゥーアは受話器を下ろし……ルーデルドルフは、後方勤務を認めたのは、そういう腹案があったからなのかと納得。ゼートゥーアは、腹案も何も本人の希望だと言います。わざと曲解www

 さて、受話器を下ろしたターニャは……震える声で「どうしてだ……どうしてこうなった!」www

 なおヴィーシャの上がりのカードは、エースが4枚とジョーカー。

 ……もしかしたら、この運勢を引き寄せているのはヴィーシャかもしれないw 鋭気も養えたし、頑張ろうぜ! それにしても『サラマンダー戦闘団』とは、かっけー!(白目)

◆今日のどうしてこうなった:コメント44、語尾が「しる」ってじじいかよ。

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